ドイツのWWⅡ時の名銃「ワルサーP38」の歴史や特徴を簡単に紹介

現代の装備や兵器の解説

ワルサーP38の概要

ドイツのヴァルター(ワルサー)社が、ドイツ国防軍に支給のために1938年に開発した9mm口径の自動拳銃だ。

1942年から生産を中止することを決定したルガーP08の代替が主な目的であった。

ルパン三世が愛用する拳銃としても有名だぞ。

ワルサーP38の性能

Walther Pistole 38 
ヴァルター拳銃38
種類自動拳銃
ナチスドイツ
歴史
開発ヴァルター(ワルサー)
開発年度1938年
生産ヴァルター
モーゼル
生産年度1938年〜1945年(P38)
1957年〜2000年(P1)
生産することができ約1,000,000丁
使用国 ナチスドイツ
 ノルウェー
 ドイツ
 オーストリア
 イタリア
 フランス
 フィンランド
使用年度1938年〜現在
使用された戦争第二次世界大戦
ポルトガルの植民地戦争
派生型HP 
P1 
P38K 
P38 SD 
P4
仕様
口径9mm
弾薬9×19mmのパラベラム弾
給弾8発入りボックス弾倉
動作ショートリコイル
ダブルアクション
重量800g
戦場216mm
銃身の長さ125mm
銃口弾速365m / s
有効射程50m

ワルサーP38の詳細

こいつが開発される以前まで製造され使われていたルガーP08ピストルの性能は良かったんだが、単価が高く特殊な動作構造(スライドがないのに自動装填ができる!)をしていたが故に耐久性に難があるという短所があった。

生産工程もコストがかかる切削加工が多く、生産時間も長く、生産コストも高く、量産が容易ではなかった。だからP38が開発されたって訳だ。

1937年に初期型のヴァルターHP(Heeres pistole、陸軍の拳銃)と呼ばれるプロトタイプが完成し、陸軍に試験的に供給された。これが良い評価を受けて量産されて少し改良された結果、P38という制式番号を付与、約30,000丁生産されてドイツ軍に普及した。

ダブルアクションやディコッキングレバー、高度の安全装置など、当時としては画期的な技術が集約されていた。ヴァルター(ワルサー)社はこの銃で世界の名だたる大国から評価されたんだ。

さらに、かの有名なベレッタ社の場合、M9拳銃シリーズを開発する際にヴァルターのメカニズムを参考したほどだ。実際に似ている部分が多い。(写真で銃身が露わになっている部分までスライドが前方に延長されて覆われていると考えてみよう。ベレッタ92とほぼ同じだ。)

ドイツでは開発後にも引き続き改良され、ドイツ軍は1997年までにP1という名前で使用し続けた。

使用弾は9mmパラベラム弾。弾倉1個に8発装填可能。現代の基準で見れば装弾数が少ないが、複数配列型弾倉が普遍化されたのは第二次世界大戦終戦後だから仕方がないよな。当時の基準ではかなり使えた。

第二次世界大戦末期に生産された製品限定で安全性に大きな問題がある。戦況の悪化で性能検査もよくしないで生産された部品を非熟練工が組み立てたからだ。いくら名銃であってもこのように作成されては問題が発生して当然だな。

したがって、この時期に生産されたものはアンティークとして保管したほうがいい。

参考に、拳銃のグリップの色が茶色であれば、軍用で黒は民需用である。

金正日が若いときP38で射撃の練習をする場面を記録したフィルムがある。

今よりスマートな感じだな。

ワルサーP38が擬人化したら(ドールズフロントライン)

これはドールズフロントラインというスマホゲームに登場するキャラクターだ。可愛いよな。

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