中世ヨーロッパの剣トゥーハンデッドソードとは。特徴や誤解

中世、古代の装備や兵器の解説

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今回は中世ヨーロッパの両手剣、【トゥーハンデッドソード】の紹介だ。

両手剣と言ってもモンスターハンターの大剣のような大きいものではないぞ。長さは同じくらいあるが、もっと細いんだ。どちらかというと太刀に近いかもな。

トゥーハンデッドソードの概要

トゥーハンデッドソードは英名で、Two-handed sword、または短くtwo-handerと呼ばれるぞ。

当然だが、両手剣というのは二刀流ではなく、両手で持ち、使用する剣の事をいう。

フランスではespéea deure mains、イタリアのではspada da due mani、ドイツではZweihänder、Bidenhänder、Bihänder、Dopplehander、そして英国ではtwa handed swordなどで呼ばれていたが、すべて両手で使用する剣という意味である。

西洋ルネサンス時代に使っていた、ツヴァイヘンダー等の大型のロングソードを呼ぶときは、(true two-handers)という名称を使用するそうだ。まあ、そこまで詳しく覚えてなくて良いだろう。

トゥーハンデッドソードの大きさと能力

ツヴァイヘンダーに代表されるルネサンス時代のtrue two-handersは1.5〜1.8m程度の身長に相当する長さを持っている。

戦闘用に使用されたトゥハンドよりは平均サイズが1.7m程度で重さは2〜4kg前後と思うほど重くなかった。まあ、剣として剣術等を実行するには重すぎるかもしれんがな。

時々、長さ2mで重量が5kgぐらいある剣も発見されるが、式典や祭典ようのものであると考えられている。

刀身の長さは1.2〜1.5mほど、柄の長さは30〜45cmほどで両手で握っても余るほど長かった。

これは、手と手の間隔が空いていた方が扱いやすいからである。更に、機敏に扱いにくい点を勘案して、クロスガードも非常に長く作られており、防御も考慮されている。

剣の間にペリンフックという第二のクロスガード(アームガード)のように見えるものが突出しているが、これは相手の武器が手元に滑って入ってくるのを防ぐための仕様だ。これがない物もあるぞ。

ツヴァイヘンダーの刀身厚さや断面形状は、他のソードとの違いはなく、通常の剣と同様に非常に優れた切削力を持っている。

プレートアーマーへの対応は、ポールアックスやハルバードのような武器があるから、あえてトゥハンドデッドソードのみ鎧を正面相手にする必要はない。

誤解と真実

モンハンの大剣のように、トゥハンドデッドソードを専用の鞘に入れて背負うというのは一般的な偏見なんだ。

鞘に入れて腰に携帯するアーミングソードやロングソードとは異なり、ツヴァイハンダーの場合は、肩と手で支えたり、車に乗せて運んだ。

How did people carry large two-handed swords?

この動画を見ると分かりやすいぞ。

トゥーハンドソードの剣術

結論から言えばロングソード剣術と同一のものだ。

中世末〜ルネッサンス時代には、ヨーロッパのロングソード剣術が最も盛んになったが、トゥーハンデッドソードはロングソードを大型化させた両手剣であるため、ロングソード剣術が適用されることがあった。だからトゥハンドデッドソードの剣術はロングソード剣術とほぼ同一である。

今回はこの辺で終わろうと思う。

読んでくれてありがとうな。

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