シングルアクションアーミー:M1873の人気の理由や歴史、特徴などを解説

現代の装備や兵器の解説

A military weapon extracting the discharged shells singly; combining strength and simplicity of action; not liable to get out of order; readily taken apart and easily cleaned。having entire exchangeability of parts、with a high order of finish。Commended for durability and actual service in the hands of a soldier。
発射後ケーシングを個別排出する軍用銃として、アクションは堅牢で単純で故障の可能性が低い。分解と清掃が容易であり、すべての部品が総期間に互換性だけでなく、その締め切りが優れている。耐久性に優れ、兵士たちの実戦銃として使用するのに適している。


– 発売当初のコルトリボルバーに対して1876年フィラデルフィアセンテニアル博覧会審査員たちの言葉。

概要

米国の銃会社コルト製作会社が1872年に設計して1873年に発売した拳銃。正式名称はM1873。

今日では「シングルアクションアーミー(SAA)」「ピースメーカー」の愛称で広く知られている。

初期のモデルは、米国陸軍騎兵の補助武器(サイドアーム)として作られた銃身の長さ7.5インチモデルで、.45ロングコルトカートリッジを使用している6連発シングルアクションリボルバーだった。

以後、長い間愛されることになったコルトSAAは、様々な口径と銃身長のモデルが作られた。

歴史

上位項目であるコルトリボルバー項目でも述べたように、金属製の筐体を使用するカートリッジ(薬莢)のスミス&ウェッソン社(Smith & Wesson ;通称S&W)の特許が1872年に満了となり、これらのカートリッジを発射するために不可欠なシリンダーの特許も1869年に切れた。

ここからコルトSAAの歴史が始まるんだ……!!

金属薬莢式リボルバー開発の後発になってしまったコルトは、当時コルト最高の銃工だったウィリアム・メイソンとチャールズ・リチャードに新型の金属薬莢式リボルバーの開発を指示し、これらの努力の末に開発された最新型の拳銃は、1872年に米国政府の制式拳銃競合で勝利を収める。翌年の1873年には新型拳銃は政府機関のために大量に生産されるが、これがコルトM1873、今日のシングルアクションアーミーと呼ばれる拳銃である。

初めは民間には販売をしていなかった。ところが当時の米政府調達庁の検査は非常に厳格だったので、銃の表面に小さな傷があっただけでも不合格品で処理したという。このような不合格した拳銃ももちろん品質には問題がなかったので、コルトはこれを民間に売ったんだ。このように政府に納品される予定が民間に流されたものは「US」という刻印が刻まれているのが特徴である。

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↑「US」は、米国産という意味ではなく、米政府の財産​​という意味。

コルトSAA,ピースメーカーという名前の由来

当時の一般市民の護身用拳銃は通常、コルトネイビーやコルトドラグーンのように小さいものであり、.36口径等の比較的火力の弱い拳銃が多かった。 しかし、コルトが軍納用.45口径の拳銃を市場に解放しまったおかげで民間人は、この強力な”軍用”拳銃を先を争って購入し、「陸軍拳銃である」と満たされた心を込めて「アーミーリボルバー」と呼んだ。

ところが、数年後にコルトが別の軍納拳銃のM1877を出すと、M1873とM1877を区別するためにM1873は、”シングルアクションアーミーリボルバー、M1877は”ダブルアクションアーミーリボルバー”、または単に”アーミーリボルバー”と呼ぶようになった。

このときM1873についたニックネームである「シングルアクションアーミーリボルバー」が、今日に至るまでのこの銃の名前になる。

コルトSAAにはもう一つのあだ名がある。M1873の別名の中には「ピースメーカー」という名前がある。これは当時、コルト社の大物総代理店だったベンジャミンキットが付けた名前である。キットは、銃を広告するときニックネームを付け加えるのが好きだった。そのためのキットが付けたチラシを見ると、コルト製品が「ピースメーカー(.45口径M1873)」、「レーンメーカー(.32口径M1877)」、「ライトニング(.38口径M1877)」、などの別名で呼ばれていた。

これらはM1873をはじめとする当時のリボルバーが、外観は同じでも使用されるカートリッジが全く異なる場合が非常に多かったためである(M1873だけでも口径バリエーションが10種類を超える。)

しかし、「ピースメーカー」という名前の語感が良かったのか当時多くの人々がM1873をピースメーカーと呼び、今日では、ピースメーカーといえばちょうど(口径に関係なく)M1873を指す愛称である。

コルトSAA,ピースメーカーの銃身の長さには種類がある

M1873は豊富な口径バリエーションに加えて、様々な銃身の長さを持ったモデルがある。後に新型リボルバーコルトM1892 :ニューアーミーが騎兵用に支給されるまで長い間米軍に使用された。

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↑有名な騎兵大将であり、26代米国大統領も務めたセオドア・ルーズベルトの7.5インチM1873。もともとは金メッキがされた豪華なものだったが、長い間使用されたため、金は消えてしまった。

騎兵以外の兵科(歩兵、砲兵など)にも制式拳銃にM1873を支給されたが、このうち5.5インチモデルを一般に「砲兵モデル」と呼ぶ。実際には砲兵のみ5.5インチを支給されたわけではない(歩兵も受けた)が、一番最初に5.5インチを支給されたことが軽砲兵だったので、そのようなニックネームがついたという。

この5.5インチ拳銃の一部が民需市場に流れたが、民間人がこの軽量で便利な拳銃を好んだ。そのためコルト社は銃身を4.75インチに短くしたモデルも発売してみた。案の定このモデルの人気はすごいし、4.75インチM1873は民間人が最も好むモデルとなった。

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↑上から4.75インチ、5.5インチ、7.5インチ。

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↑この馬鹿みたいに長い銃身を持つM1873を「バントラインスペシャル」と呼ぶ。これは実際に戦争で使用されたものではなく、単にネッド・バントラインという小説家がコルト社に注文製作した16インチ銃身モデルで、20世紀の産物、すなわち、第2世代のシングルアクションアーミーと言えるだろう。

コルトSAA,ピースメーカーには三つ世代がある

このように多くの人気を謳歌していたM1873が、ダブルアクションリボルバーと自動拳銃の登場により、徐々に居場所を失い、第二次世界大戦が勃発し、コルト社は米軍の重火器を生成することに力を入れ、その生産が中断されることになる。これまで生産されたM1873を「1世代」と呼ぶ。

しかし、戦争が終わって、米国の民間人たちの間で西部映画を通じてM1873の人気と需要が生まれ、1956年にM1873の生産が再開される。このとき、生産されたM1873を「第2世代」と呼ぶ。

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↑第2世代M1873。すでに正式モデル名ではなく、「シングルアクションアーミーリボルバー」というニックネームで呼ばれていることを見ることができる。

しかしM1873を製作するためのツールは、19世紀末に作られたもので、老朽してもはや使用できないほどであったため、1976年に最終的には完全に新しく作成された生産ツールを利用しM1873を製作し始める。これを「第3世代」と呼び、今日コルト社から購入できるシングルアクションアーミーは第3世代だ。

第3世代は、基本的に.45ロングコルトと.357マグナムカートリッジモデルであり、他の口径を希望する場合オーダーメイドしなければならない。

コルト社は今日、米国の軍警に納品する銃に注力し、拳銃はほとんど作らない。それでもこのシングルアクションアーミーだけはまだ製作して販売している。それだけこの拳銃がコルト社とアメリカ人にとって持つ意味が大きいという事が分かるよな。

コルトSAA,ピースメーカーの特徴

冒頭の紹介文に記載されように分解と組み立てが非常に簡単である。必須機能部品が10個にも満たないほどの単純な構造を持っているからだ。

さらにその最小限の部品だけで精巧に動作するだけでなく、安全装置とカートリッジ装填/削除装置まであるので、評価は高い。

ハンマー(ボール)を軽く倒すと安全状態になり、トリガーとシリンダー(回転弾倉)が固定されて動きもしない。ハンマーを二段階倒すと装填/ケーシング取り外し可能状態になり、トリガーを動かさずに、シリンダーが回転する。ハンマーを三段階倒す発射準備状態になる。このシンプルでも機能的な3段ハンマーこそコルト社、もっと正確にはサミュエルコルトの自慢であり、ダブルアクションリボルバーはこれに比べれば粗野なものとし、卑下していた。

.45 Long Colt弾を使用し、コルトガバメント(M1911)が出るまではコルト.45と呼ばれたりもした。黒色火薬を使用していた旧式の弾薬であるが、ケーシングの長さが32.6mmで結構長いので650〜700 J程度のマグナム弾級の威力を出す。

現代でも、ファーストドロー(早撃ち)大会用やガンスピニングプレイ用に多く使用されており、民間人の実銃所持が違法である日本では、エアソフトガンやモデルガンを用いて高速ドロー&ガンスピニングをするのに(あまりにも有名な総だと見ると発売されているメーカーが多く入手が容易なので)SAAが最も多く使われている。

メディアでのコルトSAA,ピースメーカー

西部時代を代表する銃器だけあって、西部時代を扱った映画ではほとんど登場する武器である。

レッドデッドシリーズ

バイオハザード2

隠された武器として登場する。開始以来の弾薬アイテムを一つも獲得していない状態で警察署に到着したとき、階段の下で出会うゾンビ(STARSのブラッド)を殺して得るスペシャルキーでロッカーを開けると得ることができる。

バイオハザード2リメイクでは序盤橋の下のロッカールームでクレア専用武器として登場する。

メタルギアシリーズ

プレイヤー武器として初めて出てくるのは、メタルギアソリッド3。

後半に脱走したときに手に入れており、リロードにとても長い時間がかかり、銃を構えたまま移動することができないうえ、CQCも不可能などM1911より不便な点が多い

ラストサムライ(2003)

また、コルト社175周年を迎え、黒色塗装に金箔を貼った「Colt 175th Anniversary Flyer」が実際に限定販売された。

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ラストサムライ(2003)のクライマックスである最後の戦いでベンジャミン大佐が最後の突撃をする侍を撃つのに使用する。

他にも様々なメディアに登場しているが、今回はこのへんで失礼する。

皆もコルトSAAのモデルガン、買ってみてはいかがかな??

コメント

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