史上最強の威力を誇る拳銃Triple Action Thunderの情報まとめ

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いらっしゃい!ミリタリーブログ「WHITE ORDER」へようこそ

今回はかなりマニアックな拳銃であるTriple Action Thunderの紹介だ。

この記事を読んだら友達に教えたくなること間違いなし!(言い過ぎ)

ネットにもあまり情報がないんだが、その理由もこの記事を読めば察することができると思うぞ。(あっ……察し)

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トリプルアクションサンダーの概要

50口径(12.7mm)弾丸を使用する拳銃の一つ。ところがこれが、同じ50口径とはいってもデザートイーグルS&W M500のように拳銃用の弾を使うのではなくM2ブローニング重機関銃用弾丸の0.50 BMG弾丸を使用する。この銃は世界最強の威力を誇る対物ライフル「Maadi Griffin 30mm」を作った制作会社で作った。

この銃は拳銃としては本当に規格外のその重さは、一般的な制式ライフルの水準さえ超える5.5kgだ!

拳銃として当然の特性である携帯性をどっかに置いてきた設計で、実際に拳銃と呼ぶことができるかも疑問の半分ネタのような拳銃。さらにこの銃には弾倉がなく一つの弾しか装填できない単発拳銃という特徴もある。発射するために弾丸を一つ入れ、次に薬莢を手動で排出して再装填する面倒な過程を経なければならない。これはその強すぎる反動から少しでも射撃する人を守るための設計でもあるんだが……

全くもって近代に設計、開発された拳銃とは思えないな。

Triple Action Thunderの反動は強すぎる

拳銃で戦車に搭載される機関銃の弾を撃とうというのだから、当然ながらその反動も規格外である。バレルの下に独自に開発したガスピストンが搭載されており、射撃しても構えた状態を維持することができる程度まで反動を吸収してくれると開発社は言っているが、発射映像を見ると並みの者にとっては反動制御はほとんどないようだ。(逆に考えれば、もしこの機構がなければ反動で腕が吹っ飛んでたかもな)

Triple Action Thunderの実用性はほぼ無い

以上の理由から、むやみに使用すると撃った奴はもちろん周囲の人々安全まで保証することができないので専門射撃場のような場所での使用のみに使われているようで、戦闘用や護身用としての価値はほとんどないと考えられる。

勿論威力だけは折り紙付きなので、特殊な状況なら活躍する機会はあるかもしれない。もしこの銃を人に撃とうものなら撃たれた部位は確実に吹っ飛ぶだろうな。それはもう、対戦車ライフルで撃たれたように。

あくまでも拳銃一発の破壊力をどこまで強化することができるかどうかを調べるために作られた拳銃と見るのが妥当である。5.5kgの重量を利用して直接持って殴る鈍器なんて言っちゃだめよ

Triple Action Thunderの威力

なお、バレルが短いので.50 BMG弾の計算上ののすべての運動エネルギーを引き出した凄まじい破壊力のある射撃をすることはできない。弾薬が付いている火薬をすべて燃焼させることができる程度に銃身が長くないからである。火薬が全燃焼されずに銃弾が銃口から出ていくため、一般的な.50 BMGに期待される約18000Jという無茶苦茶な運動エネルギーを持った銃弾を飛ばすことはできない。

それでも弾自体があまりにも強力なので、威力が減少するとは言っても.338 Lapua Magnum級にはなるようだ。あ、ちなみにこの銃は対人狙撃用に開発された珍しい弾だ。

Triple Action Thunderの射撃映像

射撃は1:35秒だ

射撃場での射撃映像

上記したようにライフル級重量のうえ、単発拳銃で最大限射撃する人に無理がかからないようにしようとしたのに弾丸の威力が大きすぎるために1発を射撃するのにも問題点があふれている

Triple Action Thunderの類似銃

開発会社が単に滅茶苦茶強い拳銃を作ってみよう!と作ってみた拳銃は、世界中にそこそこある。もちろん、実用性などはほとんど考慮されておらず、生産量も少数にとどまっている。

Maadi Griffin .50 Pistol

WTS 50 BMG Pistol。重量がM1918ブラウニング小銃に匹敵する。ただのバカ

超大型の六連リボルバー。撃ったら絶対関節外れそうだな